株主優待をもらうためには避けて通れない言葉に
- 権利付き最終日
- 権利落ち日
- 権利確定日
があります。
しかし、いつまでに買っておけば良いのか、いつ売って大丈夫なのか、が分かりにくいです。
調べてみても意外と分かりにくいので、自分が間違えないよう調べた内容を覚書として残しておきます。
・権利付き最終日:優待をもらうために株を購入する最終日(この日に買ってもOK)
・権利落ち日:この日には株を売っても大丈夫
・権利確定日:特に気にしなくてOK、この3営業日前が権利付き最終日ってだけ
Amazon:知って得する株主優待 2019年版(発行:野村インベスター・リレーションズ)
株主優待の権利を得るには
前提として「約定」と「受渡」を知っておくと理解しやすいです。
用語 | 意味 |
---|---|
約定 | 株式の売買注文が成立すること(この時はお金と株のやりとりは発生しない) |
受渡 | 約定している株式の決済を行うこと(ここでお金と株のやりとりが発生する) |
市場で株式を購入するのは約定となります。
約定日の3営業日後が受渡日となり、株式を保有していることになります。
権利付き最終日に株式を保有すること
権利付き最終日に株式を購入(約定)しておく必要があります。
※購入しておく株数は銘柄により異なるため注意が必要です。
権利付き最終日に株式を約定(=3営業日後に受渡が発生)していれば良いので、権利付き最終日の当日に株式を購入してもOKです。
※ちなみに15:00以降のPTS市場など時間外の場合は翌日扱いになるので注意が必要です。
株式を売りたい場合は権利落ち日に
権利落ち日は「株主優待がもらえる権利が得られる日の翌営業日」のことです。
ここらへんの言葉の説明が非常に分かりにくいです。
つまり、
権利確定日に株式を保有していれば優待はもらえるので
権利付き最終日に買い約定しておく
権利落ち日に株式を売り約定しても
権利確定した翌日に手放すことになるため大丈夫
となります。
権利確定日は要注意!
権利確定日は非常によく見る言葉で、勘違いしやすいので要注意です。
権利確定日に保有している必要があるので、権利付き最終日(確定日の3営業日前)に購入(約定)しておく必要があります。
ここを間違えて権利確定日に購入してしまい、株主優待をもらえない人が多いです。
一目瞭然!表形式で書いてみた!
言葉だけだと分かりにくいので表で書いてみます。
これは3/28を権利確定日とした場合の例です。
他の日でも同様の考え方が適用できます。
日付 | 営業日 | 概要 |
---|---|---|
3/28 | 3営業日前 | 権利付き最終日(優待をもらうために約定する最終日) |
3/29 | 2営業日前 | 権利落ち日(売っても優待はもらえる) |
3/30 | 1営業日前 | - |
3/31 | ここを起点 | 権利確定日(権利付き最終日に買った場合は受渡(保有する)) |
4/1 | 1営業日後 | - (権利落ち日に売った場合は受渡(手放す)) |
・権利付き最終日:優待をもらうために株を購入する最終日(この日に買ってもOK)
・権利落ち日:この日には株を売っても大丈夫
・権利確定日:特に気にしなくてOK、この3営業日前が権利付き最終日ってだけ
Amazon:株主優待ハンドブック 2018-2019年版 (日経ムック)
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