学歴はポテンシャル・能力の可視化である。ただ、囚われる必要はない
個人的な考えですが、学歴とは
- 資格試験のようにスキルや能力を証明するもの
- ポテンシャルを可視化したもの
という風に考えています。
学歴が重視されるのは可能性は目に見えないから
そもそも、人のポテンシャルや能力というものは目に見えません。
一緒に仕事をして、その人の仕事っぷりを見て「こいつ出来る」とかはあるかもしれませんが、初対面では分からないものです。
何となくオーラが違うとか雰囲気がヤバいとかもあるかもしれませんが、察することができる人も少数かと思います。
では、どうすればその人の能力が高いかどうか判断できるか?学歴を見れば能力が高いかどうか分かりますか?
そう、学歴を見ても分かりません。
統一された基準で証明されると安心できる
では、どうして学歴重視という風潮があるのか。
それは、学歴がある一定の基準をクリアしていることの証明になっているからだと考えます。
例えば、東京大学に入学していれば、少なくとも入学試験をパスするだけの能力はもっていることになります。 つまり、最低でも東京大学に入学できるだけの能力は証明されているわけです。
逆に学歴が高校卒業の人は、東京大学に実際に入れたとしても証明できないわけです。
「能力はあります。入れます。」と、どれだけ言っても現実には入っていないのですから。
(※となれば、人事担当者からすれば証明されている方が選択ミスの可能性が減るわけですね。
仮に変な人を採用しても「高学歴だったから」の一言で「仕方ない」ということにできます。)
もちろん、大学入学の例で言えば、「経済的理由から入れない」とか「運悪く試験を受けられない事情があった」とか色々な理由がありえます。
ですので、一概に「学歴があるから能力が高い」とも「学歴がないから能力が低い」とも言えません。
「能力が可視化された」というだけです。
ただし、「学歴がない」=「可視化していない」=「能力がない」と受け取られる可能性もあります。
いまどき、学歴は関係ない
ただ、社会人経験を積んできて思うことは、ぶっちゃけ学歴は関係ありません。
仕事は「資格を保有しないと就業できない」系や「運転免許」などをぬきにして考えれば、資格を保有していなくてもできますし、資格保有者より未保有者のほうが仕事が出来る、ということもザラにあります。
資格を取ることは、能力を保有していることの証明にしかなりませんし(※)、試験費用を払ってまで受ける意味もありません。
※会社によっては資格手当てや転職で有利になる等はあるので、その場合は取る意味があります。
で、これをそのまま学歴に当てはめても同じことが言えます。
学歴があるから仕事が出来るわけでもないし、
学歴がないから仕事が出来ないわけでもない。
逆に学歴があるからこそ能力を発揮できない人もいるし、
学歴がないからこそスキルを磨く人もいるわけです。
まぁ結局言いたいことは
学歴は単なる現時点の経歴であって、これからの未来を保証するものではない
ということです。