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【書評】正義の教室:正義についてスラスラ読めて面白くて分かりやすい本

考える

「正義の教室」という本を読みました。
内容は哲学ですが、最近読んだ本の中ではかなり面白い部類でした。
みなさんにオススメしたい一冊です。

「これからの「正義」の話をしよう」で挫折した人でも大丈夫

正義と言えば、かなり古い本ですが非常に有名な「これからの「正義」の話をしよう」マイケル・サンデル著も読みましたが、そちらはかなり労力を使いました。

それにひきかえ、こちらの本はひっじょーーーに読みやすいです。というか話が面白くどんどん先を読んでしまいます。

「正義」の要点を知りたい人向け

これを読んでもすべてが分かったとは言えないですが、かなり分かりやすく要点を説明されていると感じました。
功利主義、自由主義、直観主義の概要がわかりますし、リベラルやリバタリアンなどの単語の意味もざっくり理解できます。
言い方は悪いかもしれませんが、知ったかするにはもってこいの本だと思いました。

トロッコ問題について

トロッコが暴走し、そのまま放っておけば5人がトロッコに轢かれる。
レールを切り替えれば、その先には1人しかいないので轢かれるのは1人だけ。
あなたはレールの切り替えスイッチの前にいる。さぁ、どうする?

という問題ですね。

おそらく筆者の考えであろう結論っぽいことも書かれていますが、哲学らしい(?)結論だと思いました。
本自体の結末も非常に深いですね。人によっては「えっ?」と思うような結末ですが、中身を読んだなら理解できると思います。

個人的な感想

久しぶりに本当に面白い本を読みましたね。
なかなか難しいテーマだと思いますが、面白く分かりやすい内容で書かれています。

哲学の主義・主張がこんなに分かりやすく読める本はなかなかないと思います。
本書を入り口にして、興味を持てば色々と読んでみると良いかもしれませんね。

ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。